2025年の秋から放送されるNHKの連続テレビ小説は、明治時代の作家「小泉八雲」の妻「小泉セツ」をモデルにした「ばけばけ」に決まりました。ドラマの舞台はゆかりの島根や熊本など、各地に移り変わっていくそうです。
X(旧Twitter)の投稿(ポスト)をいくつか集めてみました。順不同です。
2025年の秋から放送されるNHKの連続テレビ小説は、明治時代の作家「小泉八雲」の妻「小泉セツ」をモデルにした「ばけばけ」に決まりました。ドラマの舞台はゆかりの島根や熊本など、各地に移り変わっていくそうです。
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1891(明治24)年五高に英語教師として来熊し、当時の青年に多大な影響を与えたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)を通して、熊本とアイルランドは深い関係にあります。
当協会は関係各界の協力を得て1998(平成10)年以来「ハーンと熊本」、父の祖国である「アイルランドの社会と文化」などの市民講座をこれまで24期にわたり開催してきました。
2024(令和6)年・第26期の市民講座は年間テーマを「旅する心優しきアイルランドの人々』として、以下の通り開催します。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
年間テーマ「旅する心優しきアイルランドの人々」
ラフカディオ・ハーンの父方のルーツはケルト(アイルランド)の民人であった。この民族のルーツはヨーロッパの臍(へそ)とも言うべき現在のオーストリア、ザルツブルク近郊の山中にあった。そして彼らは此処から西に向かって壮大な旅(移動)に出ていくのである。
ケルトの民は旅する民であった。ボへミアンとも言われ、貧しくも力強い「流浪の民」であった。途上で出会ったラテン(ローマ)の軍勢に百戦百敗してイベリア半島に逃れ、遂に海を越えて北上し、ブリトン島(現在のイギリス)の周縁部にたどり着いた。現在のスコットランド、ウェールズ、アイルランドである。
旅する民は組織的な戦や国家形成・維持などは苦手であった。しかし芸術を生み出し、これを伝承していく文化力はすぐれていた。この心は詩や歌に託され、絵や踊りを演劇に結実して今日に伝えられている。
ハーンはその血を受け継いでいたと思われる。美しい散文は誌的で、民族の魂が込められた民話や説話や諺などへの愛着は大きかった。私たちの知る『怪談』や『骨董』はこの心から生み出されたものであった。
この市民講座では、熊本に約三年間いたハーンの心に繋がってアイルランドの心を皆様とともに楽しみたいと思います。皆様ぜひお越しください。
団体で受講される方は事前に当協会事務局までご連絡ください。
日時 | 演題 | 講師 |
---|---|---|
5/25(土) 13:00~ | アイリッシュ音楽の旅 | 本間康夫氏 アイリッシュ・クリーム キョールトリ |
6/29(土) 14:00~ | 流浪の民=ケルト民族= | 西川盛雄氏 熊本大学名誉教授 |
7/6(土) 14:00~ | アイルランド妖精の旅 | 高木朝子氏 熊本高専准教授 |
8/3(土) 14:00~ | アイルランド系アメリカ人小説・映画のうちに見る”Irish Spirit” | 八幡雅彦氏 別府大学短期大学部名誉教授 |
10/26(土) 14:00~ | アイルランドの新しい作家サリー・ルーニーについて | 池田志郎氏 英米文学研究者 |
12/7(土) 14:00~ | アイルランドの音楽と朗読 | 斎藤幸子氏他 石蕗の花代表 |
協力団体:熊本八雲会・小泉八雲熊本旧居保存会(順不同)
ラフカディオ・ハーン顕彰事業 ハーン・ツアー in 熊本は終了しました。ご参加くださり誠にありがとうございます。
熊本八雲会と熊本アイルランド協会の主催で、2023 ラフカディオ・ハーン顕彰事業 ハーン・ツアー in 熊本を開催します。
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、1893(明治26)年7月、長崎への取材旅行の帰途、雲仙から船で三角旧港(西港)に渡り旅館「浦島屋」に立ち寄りますが、そこの美しい女将の表情や振舞いに感動して浦島太郎と乙姫の世界を想い浮かべます。そして女将が呼んでくれた人力車に乗り、揺られながら有明海沿いの道を辿って熊本への帰路に付いたのでした。ハーンはその時の体験を元に、名作「夏の日の夢」を書きました。
今回の「ハーン・ツアー in 熊本」は、その時ハーンが目にし体験した三角旧港(西港)や美しい有明海、宇土半島の道、長浜神社・天満宮の池、そしてハーンも人力車の上で耳にした宇土の雨乞い太鼓などを巡るバスツアーです。三角(西)港の浦島屋では、斎藤万芳氏(三角西港観光ガイドの会代表・熊本八雲会会員)より三角でのハーンについて講話があります。
1891(明治24)年五高に英語教師として来熊し、当時の青年に多大な影響を与えたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)を通して、熊本とアイルランドは深い関係にあります。
当協会は関係各界の協力を得て1998(平成10)年以来「ハーンと熊本」、父の祖国である「アイルランドの社会と文化」などの市民講座をこれまで24期にわたり開催してきました。
2023(令和5)年・第25期の市民講座は年間テーマを「懐かしい国・アイルランドの心を辿る』として、以下の通り開催します。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
年間テーマ「懐かしい国・アイルランドの心を辿る」
昨今、コロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻など、どこか落ち着かない日々が続いています。改めて人々の安心・安寧も日々の大切さに思い至ります。
混沌とした時代はなつかしさを求めます。そのなつかしさを持続・継承しているのはその国、その土地の文化・風土でしょうか。そしてこの懐かしさこそ行き過ぎた近代化のひずみに対する解毒剤の役割を果たします。
アイルランドのルーツはケルト民族で、西洋の懐かしさの源泉の一つです。ケルト民族は、政治的には敗者であり続けましたが、人間の心の世界に繋がる文化/芸術の分野では豊かな世界を保持・継承してきました。現在の万霊節やハロウィンも元々はケルトのものでした。
イェイツの詩歌や民話・説話の採集、オスカー・ワイルド、そしてラフカディオ・ハーンもこの系統に繋がります。
日本人とケルト民族の心には共通するものが多々あります。現代という不安な時代への癒しと励ましとしてアイルランドの心に触れることは意義あることだと思います。この市民講座を通してどこか懐かしい西洋と日本の世界を一緒に辿ってみたいと思います。皆様のご参加を心よりお待ちいたしております。
市民講座では新型コロナ対策のため、受講者の皆様に検温や手指消毒、マスク常時着用、咳エチケットへのご協力をお願いする場合がある他、入場制限や講座の中止や延期、保健所等公的機関への情報提供などを実施することがございます。
また、団体で受講される方は事前に当協会事務局までご連絡ください。
日付 | 演題 | 講師 |
---|---|---|
5/27 (土) | 現代に息づくアイルランド伝統音楽の魅力 | アイリッシュ・クリームとキョールトリ |
6/24 (土) | 民話と妖精とケルトから見たアイルランド | 高木朝子氏 熊本高専准教授 |
7/22 (土) | アイルランドとハーン | 西川盛雄氏 熊本大学名誉教授 |
8/26 (土) | アイルランド系アメリカ人小説を読む | 八幡雅彦氏 別府大学短期大学部名誉教授 大分県アイルランド研究協会 |
10/21 (土) | 世界最古のモニュメント! 世界遺産ニューグレンジ遺産を解き明かす | 立山由生氏 ワシントン外語学院院長 |
12/9 (土) | ハーン作品朗読 | 斎藤幸子氏 石蕗の花代表 |
※1 | 開講時間はいずれも14:00~15:30の90分 |
※2 | お菓子の香梅帯山店ドゥ・アート・スペース 受講料無料(お菓子や飲み物の提供はございません) |
協力団体:熊本八雲会・小泉八雲熊本旧居保存会(順不同)
ラフカディオ・ハーン顕彰 ハーン・ツアー in 熊本は終了しました。ご参加くださり誠にありがとうございます。
熊本八雲会と熊本アイルランド協会の主催で、2022ラフカディオ・ハーン顕彰 ハーン・ツアー in 熊本を開催します。
今年はラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の来熊131年目です。また嬉しいことに、6年前の熊本地震で大きな被害を受けた五高記念館(国指定重要文化財)が復興・復元され中に入れるようになりました。ここはハーンや夏目漱石が実際に教鞭を執っていた所です。今回は特に五高記念館の研究員による講話があります。
現下コロナ禍への対策をしっかり取りながら以下の通りハーン顕彰事業を行いたいと思います。