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第5回市民講座「アイルランドの作家クレア・キーガンとは何者か」のお知らせ

「アイルランドの作家クレア・キーガンとは何者か-Foster (2010)を読み解く-」と題し、英語文学研究者の池田志郎氏による市民講座を開講いたします。受講申し込みは不要ですので、お気軽にお越しください。

クレア・キーガンというアイルランドの女性作家をご存知だろうか。作品が映画化されたりと、最近日本でも注目されているようだ。この作家は最初の短編集Antarctica (1999)で注目され、Walk the Blue Fields (2007)、Small Things Like These (2021)など次々と各種文学賞を受賞している。多作ではないが、勢いのある作家である。

今回は2010年発表のFosterという中編くらいの読みやすい、しかし、中身の濃い小説を取り上げてみたい。この作品は『タイムズ』紙の「21世紀に出版された読むべき小説ベスト50」にも選ばれており、一読する価値はあるだろう。また、日本語版の帯には「いまもっとも愛される現代アイルランド文学の旗手」などと書いてあり、食指も動く。さらには、文芸評論家・英語小説翻訳家である鴻巣友季子はこの作品の日本語タイトルを「養子」ではなく「あずかりっ子」とした。ますます読みたくなる。

本講座では作品のあらすじ、テーマ、読み方などについて考えてみたい。

  • 日時:2026年10月24日(土)14時00分~15時30分
  • 会場:お菓子の香梅ドゥ・アート・スペース帯山店(熊本市中央区帯山7-6-84) (最寄りのバス停:帯山四丁目)
  • 交通アクセス1 桜町バスターミナル15番のりば→帯山四丁目(10月5日現在)
    • 熊本都市バス 系統G1-4,G1-5,G1-6 保田窪四ツ角、日赤病院、長嶺小学校、免許センター方面
    • 12:55発 13:16着
    • 13:25発 13:46着
  • 交通アクセス2 熊本駅前06番のりば→帯山四丁目(10月5日現在)
    • 熊本都市バス 系統G1-6 大学病院、大江渡鹿、日赤病院、 長嶺小学校方面
    • 13:07発 13:30着
  • 講師:池田志郎氏(英語文学研究者)
  • 演題:アイルランドの作家クレア・キーガンとは何者か-Foster (2010)を読み解く-
  • 申込:不要ですので、お気軽にお越しください
  • 受講料:当協会会員は無料、非会員は500円(現金のみ)
  • お問い合わせ:当協会事務局 096-366-5151
第5回市民講座「アイルランドの作家クレア・キーガンとは何者か」
第5回市民講座「アイルランドの作家クレア・キーガンとは何者か」

追記(2026年10月14日)
熊本日日新聞のお出かけ情報に掲載されました。

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2026年(第28期)市民講座のお知らせ

1891(明治24)年五高に英語教師として来熊し、当時の青年に多大な影響を与えたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)を通して、熊本とアイルランドは深い関係にあります。
当協会は関係各界の協力を得て1998(平成10)年以来「ハーンと熊本」、父の祖国である「アイルランドの社会と文化」などの市民講座をこれまで27期にわたり開催してきました。
2026(令和8)年・第28期の市民講座は年間テーマを「極西のアイルランドと極東の日本」として、以下の通り開催します。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

年間テーマ「極西のアイルランドと極東の日本」

お気づきだろうか、世界地図を見てユーラシヤ大陸の西(左)の端(極西)にある国がアイルランド、東(右)の端(極東)にある国が日本である。アイルランドのさらに西は大西洋、日本のさらに東は太平洋である。そして左端のアイルランドと右端の日本が広大なユーラシヤ大陸を両耳のように挟み対峙している。そして実はこの両国は妙に似ている。両者とも周縁部にあって国土は小さい。そのメンタリティは多神教的である。アイルランドはケルト民族でドルイッド教という神秘主義的・アニミズム的な土俗の宗教が根底に息づき、日本では神道に代表されるように自然を尊び、神秘主義的かつ多神教的な気質が根底に息づいている。ケルト系の血筋に繋がるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が流浪の果てに同質のメンタリティをもつこの日本にやって来たということはひとつの奇跡であった。そしてハーンは英語で日本の真髄に触れて民話や説話や歌謡など日本のことを西洋に紹介し、東西の文化を橋渡していった。その傍に共に創造的なパートナーとしてセツという女性がいたのであった。

本年の市民講座では遠く離れてユーラシヤ大陸を挟んで西端にあるケルト文化の気質をもつアイルランドと相似た気質をもつ極東の日本文化との比較が少しでもできれば幸いと思っています。皆様どうぞ来てみて楽しんでください。

日付演題講師会場
5/23
(土)
「端」が育んだ独自の文化。小泉八雲が繋いだ日本とアイルランドの共鳴本間康夫氏
アイリッシュ・クリーム
※1
6/27
(土)
アイルランド民話と日本 〜語りの中の自然の風景と妖精を通して〜高木朝子氏
熊本高専准教授
※1
8/22
(土)
北アイルランドの女性小説家たち八幡雅彦氏
別府大学短期大学部名誉教授
※1
9/19
(土)
ハーンと猫(Hearn and a Cat)アラン・ローゼン(Alan Rosen)氏
熊本大学名誉博士
※2
10/24
(土)
アイルランドの作家クレア・キーガンとは何者か-Foster (2010)を読み解く-池田志郎氏
英語文学研究者
※1
2026年(第28期)市民講座

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2025年(第27期)市民講座のお知らせ

 1891(明治24)年五高に英語教師として来熊し、当時の青年に多大な影響を与えたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)を通して、熊本とアイルランドは深い関係にあります。
当協会は関係各界の協力を得て1998(平成10)年以来「ハーンと熊本」、父の祖国である「アイルランドの社会と文化」などの市民講座をこれまで26期にわたり開催してきました。
 2025(令和7)年・第27期の市民講座は年間テーマを「アイルランドの心の故郷(ふるさと)』として、以下の通り開催します。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

年間テーマ「アイルランドの心の故郷(ふるさと)」

 1845年から1849年にかけて起ったジャガイモの大飢餓と疫病によってアイルランドの人々は疲弊し、やがて祖国を離れ、多くは新天地を求めてアメリカに渡った。その移民船の船底に若きラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の姿があった。彼が大西洋を越えて渡米したのは1869年であったが、当時アメリカは南北戦争が終わり、混沌のうちにも近代化を遂げて行こうとする矢先であった。

 それ以後ハーンはシンシナティで8年、ニューオーリンズで10年、西印度諸島(カリブ)のマルティニク島で2年の合計20年にわたってジャーナリストとして活躍した。その間生まれ故郷のギリシャと青い海、別れたままの瞼の母を想い、幼少年期に育ったアイルランドのトラモアやダブリンの美しい海辺の風景を片時も忘れることはなかった。

 アイルランドの人々のルーツは広大なヨーロッパ文化・文明の根源のひとつをなすケルト民族である。彼らは歴史的に戦よりも平和な文化・文明を好み、これを継承/伝承していく文化力に優れていた。ハーンはこの血を受け継ぎ、文筆活動においては詩的で美しい散文にのせて多くの記事や作品を残した。そこには民族の魂が込められた民話や説話、そして俚諺(諺)などへの深い関心があったのである。

 本年度(2025年)秋からはNHKによる連続テレビ小説のドラマ「ばけばけ」が始まる。これを背景にセツ夫人に焦点が当てられ、そこから見えるハーンの姿が松江や熊本を舞台に活き活きと描き出されてくることでしょう。

 この市民講座では熊本に3年間いたハーンの心に触れ、遠くアイルランドひいてはケルトの人々の心の故郷に思いを馳せてみたいと思います。皆様ぜひお越し下さい。

日時演題講師
5/24
(土)
アイルランドの心の故郷=ケルトの音楽=本間康夫氏
アイリッシュ・クリーム/シュクラ/キョールトリ
6/28
(土)
アイルランドの民話と妖精の世界 〜ハーンが愛した日本昔話とのつながり〜高木朝子氏
熊本高専准教授
8/23
(土)
アメリカからアイルランドへ―ふたりの女性小説家―八幡雅彦氏
別府大学短期大学部名誉教授
9/27
(土)
ハーンの妻セツと『ばけばけ』西川盛雄氏
熊本大学名誉教授
10/25
(土)
見えないものを見るハーンの目池田志郎氏
英米文学研究者
12/6
(土)
講話とハーン作品群朗読斎藤幸子氏他
石蕗(つわぶき)の花代表
2025年(第27期)市民講座
  • 会場はお菓子の香梅ドゥ・アート・スペース帯山店です
  • 時間は14時00分~15時30分です
  • 受講料は当協会会員は無料、非会員は500円(現金のみ)です
  • 受講料に資料代は含まれていますが、飲食代(お菓子や飲み物)は含まれていません
  • 個人で受講される方は事前のお申し込みは不要です
  • 団体で受講される方は事前に当協会事務局までご連絡ください
  • 公共交通機関での来場にご協力ください
  • チラシ:2025年(第27期)市民講座(PDF)

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2024年(第26期)市民講座のお知らせ

 1891(明治24)年五高に英語教師として来熊し、当時の青年に多大な影響を与えたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)を通して、熊本とアイルランドは深い関係にあります。
当協会は関係各界の協力を得て1998(平成10)年以来「ハーンと熊本」、父の祖国である「アイルランドの社会と文化」などの市民講座をこれまで24期にわたり開催してきました。
 2024(令和6)年・第26期の市民講座は年間テーマを「旅する心優しきアイルランドの人々』として、以下の通り開催します。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

年間テーマ「旅する心優しきアイルランドの人々」

 ラフカディオ・ハーンの父方のルーツはケルト(アイルランド)の民人であった。この民族のルーツはヨーロッパの臍(へそ)とも言うべき現在のオーストリア、ザルツブルク近郊の山中にあった。そして彼らは此処から西に向かって壮大な旅(移動)に出ていくのである。
 ケルトの民は旅する民であった。ボへミアンとも言われ、貧しくも力強い「流浪の民」であった。途上で出会ったラテン(ローマ)の軍勢に百戦百敗してイベリア半島に逃れ、遂に海を越えて北上し、ブリトン島(現在のイギリス)の周縁部にたどり着いた。現在のスコットランド、ウェールズ、アイルランドである。

 旅する民は組織的な戦や国家形成・維持などは苦手であった。しかし芸術を生み出し、これを伝承していく文化力はすぐれていた。この心は詩や歌に託され、絵や踊りを演劇に結実して今日に伝えられている。
 ハーンはその血を受け継いでいたと思われる。美しい散文は誌的で、民族の魂が込められた民話や説話や諺などへの愛着は大きかった。私たちの知る『怪談』や『骨董』はこの心から生み出されたものであった。
 この市民講座では、熊本に約三年間いたハーンの心に繋がってアイルランドの心を皆様とともに楽しみたいと思います。皆様ぜひお越しください。

団体で受講される方は事前に当協会事務局までご連絡ください。

日時演題講師
5/25(土)
13:00~
アイリッシュ音楽の旅本間康夫氏
アイリッシュ・クリーム
キョールトリ
6/29(土)
14:00~
流浪の民=ケルト民族=西川盛雄氏
熊本大学名誉教授
7/6(土)
14:00~
アイルランド妖精の旅高木朝子氏
熊本高専准教授
8/3(土)
14:00~
アイルランド系アメリカ人小説・映画のうちに見る”Irish Spirit”八幡雅彦氏
別府大学短期大学部名誉教授
10/26(土)
14:00~
アイルランドの新しい作家サリー・ルーニーについて池田志郎氏
英米文学研究者
12/7(土)
14:00~
ハーン没後120年に寄せて「思い出の記」斎藤幸子氏他
石蕗(つわぶき)の花代表
2024年(第26期) 市民講座一覧表

協力団体:熊本八雲会・小泉八雲熊本旧居保存会(順不同)

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世界遺産ニューグレンジの古の秘密が明らかに! 冬至のライブストリーミング

2023年第5回市民講座「世界最古のモニュメント! 世界遺産ニューグレンジ遺産を解き明かす」で、アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子さんから世界遺産ニューグレンジについてご説明いただきました。

その中で、冬至の淡い朝日がニューグレンジの玄室を満たす現象についてお話しがございましたが、アイルランド政府のプレスリリースによると、日本時間12月21日(木)17時40分(アイルランド時間の同日08時40分)から、その模様がインターネットライブ中継されるとのことです。詳しくは次のサイトをご覧ください。