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ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と丸山学・木下順二の顕彰のお知らせ

熊本学園大学熊本アイルランド協会・熊本八雲会の主催で、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と熊本のハーン研究の先達丸山学・木下順二の顕彰と題し、講演と箏曲演奏、シンポジウムを開催いたします。

  • 日時:2014年11月22日(土)13:30~16:45
  • 場所:熊本学園大学(高橋守雄記念ホール)
  • 内容:
    1. 開会の挨拶 13:30
    2. 講演 13:35~14:35
      嵐圭史(前進座) 『子午線の祀り』創造現場からの報告
      木下順二作 特別朗読=平家物語による群読・知盛=
    3. 箏曲演奏 14:40~15:10
      宮城流大師範二宮晶代社中
      ♪♪♪日本の調べ♪♪♪
    4. シンポジウム 15:20~16:40
      『ハーン・丸山学・木下順二を結ぶもの』
      パネリスト:
      • 中村青史(小泉八雲熊本旧居保存会会長)
        『丸山学とハーン;「停車場にて」について』
      • 米岡ジュリ(熊本学園大学教授)
        『明治初期の熊本と「風浪」』
      • 西川盛雄(熊本大学客員教授、熊本八雲会会長)
        『木下順二が丸山学に送った書簡のこと』

      司会:アラン・ローゼン(放送大学客員教授)

  • 入場料:無料
  • お問い合わせ:熊本八雲会 096-343-8806
  • 主催:熊本学園大学 熊本アイルランド協会 熊本八雲会
  • 共催:熊本市
  • 協賛:熊本銀行
  • 後援:在日アイルランド大使館 在日ギリシャ大使館 熊本県文化協会
    熊本県教育委員会 熊本市教育委員会 熊本スピリット発信協議会 熊本近代文学館
    五高記念館友の会 小泉八雲熊本旧居保存会 熊本大学小泉八雲研究会
    NPO法人くまもと文化振興会 熊本日日新聞社 熊本放送 NHK熊本放送局
    テレビ熊本 くまもと県民テレビ 熊本朝日放送
  • チラシ:こちら
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と丸山学・木下順二の顕彰
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と丸山学・木下順二の顕彰

本年度、2014(平成26)年はラフカディオ・ハーン(小泉八雲)(1850~1904)没後110年、丸山学(1904~1970)生誕110年、木下順二(1914~2007)生誕100年という三者それぞれの節目の年です。そして丸山と木下はハーン研究・顕彰では熊本の先達であり、さらに丸山は中学時代の木下にはじめて英語の手ほどきをした恩師ともいうべき人物でした。

丸山の著書には『小泉八雲新考』(北星堂;1936年刊)があります。後に復刊された同書の講談社学術文庫版では木下が「小泉八雲と丸山学先生」と題して9ページにわたる解説文を新たに寄稿しています。木下は第五高等学校二年生の時、五高同窓会会報に「小泉八雲先生と五高」を発表しています。

丸山学はまず英語の教師であり、英文学者でした。1934(昭和9)年には『文学研究法』を発刊し、文学作品における言語使用の重要さ、つまり何を、如何に表現するかの重要さを論じています。教育者としては、熊本商科大学(現熊本学園大学)の附属高校長、そして学長としての足跡を残しています。

作品研究ではポーランド生まれのユニークなイギリス作家コンラッド(1857~1924)の海洋文学を中心とした19世紀イギリス文学を研究し、ディッケンズとサッカレーの比較を行っています。しかし他方で丸山自身が戦時中に行った民俗学的な調査体験を契機に民俗学に深入りするようになり、柳田国男を範として九州(熊本)を舞台に多くのフィールド・ワークを行いました。

木下順二は劇作家、評論家として活躍し、「ことば」への関心は並々ならぬものがありました。シェークスピア劇を全8巻(講談社)にまとめて発刊しています。また劇作家として民話風の『夕鶴』、明治維新後の熊本洋学校を舞台にした『風浪』、源平の合戦を歴史的背景として群読を駆使した『子午線の祀り』などはよく知られています。

実はハーン自身はその著作においてすでに民俗学的な著述を行っており、その成果は日本の民俗学の碩学である柳田国男、折口信夫らに影響を与えました。丸山がハーンに引かれた理由もハーンの遺した作品群に民俗学的なものを深く感じ取っていたからでした。

本年はハーン・丸山学・木下順二それぞれの節目の年です。熊本にあってこの三人の先達を顕彰し、彼らに思いを馳せてみることは有意義なことであるに違いありません。

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八雲忌(小泉八雲作品朗読)のお知らせ

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の命日にあたる9月26日に「八雲忌」を開催いたします。また、旧居正面玄関周辺を竹灯りを使って小泉八雲の世界を表現いたします。幻想的な灯りとともに、八雲の怪談話に耳を澄ませてみませんか?

  • 日時:2014年9月26日(金) 19時00分~20時30分
  • 場所:小泉八雲熊本旧居(096-354-7842, 熊本市中央区安政町2-6)
  • 主催:小泉八雲熊本旧居保存会(事務局:熊本市文化振興課)
  • 内容:小泉八雲作品朗読(熊本朗読研究会)
  • 費用:無料(申込不要、直接ご来場下さい)

くまもと市政だより平成26年9月号p.18熊本市役所ホームページ1同2にも紹介されています。お問い合わせは熊本市文化振興課小泉八雲熊本旧居保存会事務局(096-328-2039)まで。

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八雲忌(小泉八雲作品朗読)のお知らせ(終了)

八雲忌は終了しました。今回の写真をアップしております。ご覧ください。

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の命日にあたる9月26日に八雲忌を開催いたします。また、小泉八雲熊本旧居の正面玄関周辺を竹灯りを使って小泉八雲の世界を表現いたします。

幻想的な灯りとともに、ハーンの怪談話に耳をすませてみませんか?

  • 日時:2013年9月26日(木) 19時00分~
  • 場所:小泉八雲熊本旧居(096-354-7842, 熊本市中央区安政町2-6)
  • 主催:小泉八雲熊本旧居保存会(事務局:熊本市文化振興課)
  • 内容:小泉八雲作品朗読(熊本朗読研究会)
    • 「幽霊滝の伝説」(『骨董』より)
    • 「おしどり」「むじな」「ろくろ首」(『怪談』より)
    • 「漂流」(『日本雑記』より)
  • 費用:無料(申込不要、直接ご来場下さい)

熊本市のページにも紹介されています。お問い合わせは熊本市文化振興課小泉八雲熊本旧居保存会事務局(096-328-2039)まで。

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創作舞台「青柳」東京公演のお知らせ(終了)

創作舞台「青柳」東京公演は終了しました。

熊本で満員の観客を迎えて公演した創作舞台「青柳」を、ハーン終焉の地「新宿」で公演いたします。

創作舞台「青柳」は、比較文学の第一人者平川祐弘東大名誉教授が小泉八雲の「怪談」から「青柳の話」「十六桜」「乳母桜」を素材に書いたオリジナルの台本「夢幻能青柳」をもとに、熊本の「能」「日舞」「演劇」で構成した創作舞台です。

同時に、平川祐弘東大名誉教授による講演、熊本と富山の研究者による研究発表と討論も開催いたします。

演出/大江捷也、演出補/堀田清、出演/観世流能楽師菊本澄代、日本舞踏家高濱流光華々、熊本演劇人協議会の皆さんによる創作舞台「青柳」の東京公演、皆様のご来場を心よりお待ちしております。

共通情報
研究発表と討論 10:00~
  • 題目 「熊本・富山発 新発見による小泉八雲新考」
  • 出演 マリ・クリスティーヌ、千田篤、西川盛雄、西槇偉、井上智重
昼の部 13:00~ 入場券6000円 全席自由席
  • 講演 「八雲と漱石 そのライバル関係」 平川祐弘
  • 公演 創作舞台「青柳」
夜の部 18:00~ 入場券6000円 全席自由席
  • 講演 「八雲と漱石 二人の『怪談』の関係」 平川祐弘
  • 公演 創作舞台「青柳」
創作舞台「青柳」あらすじ
 熊本の五高教師として赴任してきた小泉八雲ことヘルンは、学生らを伴い、若葉の美しい季節、水前寺成趣園にやってくる。そこで学生岩木三四郎に出会う。茶屋の娘が桜の木の下で妖しく舞う姿に三四郎は魂を奪われる。実は三四郎は友忠という若侍の化身。
 二場は能の舞台。細川公の縁者の大名に仕える身で、主君の命で細川公のもとに急ぐ途中、吹雪に遭い、一軒家にたどり着く。そこには老夫婦と年若き娘、青柳がいて、友忠と青柳は惹かれあう。青柳を伴い、細川公の許しも得て、二人が仕合せな日々を過ごすが、ある日、青柳が「いま、私は死にます」と叫び、死に絶える。
 三場は、花岡山の麓。三四郎が出征することになり、八雲も駅で見送るため、同行する。途中、三本の切り株がある。二本の柳の老樹と一本の若い柳の切り株であった。友忠の妻となった青柳は実は木の霊であった。三四郎は念仏を唱え、八雲も合掌する。
 「怪談」の中から「青柳の話」「十六桜」「乳母桜」に「大和物語」の葉守の神の歌、ミュッセの墓碑銘の詩なども題材にしている。

 

チケットの申し込み・お問い合わせは創作劇「青柳」東京実行委員会(お菓子の香梅内)まで。

  • TEL:096-366-5151
  • FAX:096-372-1857
  • メール:こちら(←クリックしてください)
詳しくはこちら(PDF)こちら(専用サイト)もご覧ください。
創作舞台「青柳」東京公演チラシ
創作舞台「青柳」東京公演チラシ

創作劇「青柳」東京公演実行委員会

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お悔やみのお知らせ

 当協会の名誉会長中島最吉氏が2010年9月2日に逝去されました。

 1993年の当協会設立当初より本日にいたるまでの多大なるご貢献に感謝の意を表するとともに、故人のご冥福をお祈り申し上げます。

 通夜は4日午後6時、葬儀は5日午後1時から、熊本市本荘6-2-9の合掌殿島田斎場(096-363-0123)で執り行われます。

熊本アイルランド協会事務局