アイラブくまもと~漱石の四年三ヵ月~ 熊本・東京公演のお知らせ

注目

熊本地震復興を祈念し、「漱石のいた熊本、文化の力、元気な熊本」を熊本と新宿から発信するため、「アイラブくまもと~漱石の四年三ヵ月~ 熊本・東京公演」を開催いたします。

明治29年4月、夏目漱石は五高(現在の熊本大学)赴任で池田駅(現在の上熊本駅)に降り立つ。人力車で新坂にさしかかり、森の都を眺望し、「いいところに来た」と思う。

東京から新妻鏡子を迎えるが、引っ越し魔。その度に手伝いを頼まれる気のいい車夫夫婦。おかみのタケは「おてもやん」を唄わせたら、芸者も顔負け。寂しがり屋の漱石は同僚や大飯くらいの五高生らを居候させ、鏡子はノイローゼ気味に。白川に鏡子が飛び込むという事件も起こすが、長女筆子を得て家族愛に包まれる。

多くの人々に見送られ、熊本を去るまでの四年三ヵ月を描く物語だが、もう一人の漱石(医者でお家流の俳人黒川漱石)との俳諧談義や、なぜか加藤清正や宮本武蔵も登場。仏国で発明された映画を寺田寅彦と見物に出かけるといった新説?も。これは史実に添った熊本発のエンターテイメントで、芸どころ熊本をたっぷりお見せします。

テーマは家族愛、夫婦愛です。

公演情報やチケットのご予約はこちらの特設ページをご覧ください。

当協会は公演を共催しております。

市民講座「ケルト神話の神々と妖精」のお知らせ(終了)

市民講座「ケルト神話の神々と妖精」は終了しました。

「ケルト神話の神々と妖精」と題し、高木朝子氏による市民講座を開講いたします。受講申し込みは不要ですので、お気軽にお越しください。駐車場が少ないため、公共交通機関のご利用をおすすめいたします。

市民講座「ケルト神話の神々と妖精」

市民講座「ケルト神話の神々と妖精」

八雲忌(小泉八雲作品朗読)のお知らせ

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の命日(9月26日)を偲び9月24日(土)に「八雲忌」を開催いたします。八雲忌は例年、安政町にある「小泉八雲熊本旧居」にて開催しておりますが、4月の熊本地震により旧居が被害を受けましたため、会場を変更し行います。
今年度は、夏目漱石の生誕150年、来熊120年、没後100年ということもあり、小泉八雲と夏目漱石の2人にスポットを当て、作品を選びました。ぜひ、ご家族でお越しください。

  • 日時:2016年9月24日(土) 19時00分~
  • 場所:くまもと県民交流館パレア10階和室(096-355-4300, 熊本市中央区手取本町8-9)
  • 主催:小泉八雲熊本旧居保存会(事務局:熊本市文化振興課)
  • 内容:小泉八雲作品朗読と解説
    • 朗読:くまもと朗読研究会
    • 解説:中村青史(小泉八雲熊本旧居保存会会長)
    1. 夏目漱石「三四郎」「吾輩は猫である」内の小泉八雲が登場する場面
    2. 小泉八雲「草ひばり」、夏目漱石「文鳥」
    3. 小泉八雲「知られぬ日本の面影」、夏目漱石「夢十夜・第三夜」
    4. 小泉八雲「お貞のはなし(怪談)」、夏目漱石「夢十夜・第一夜」
    5. 小泉八雲「幽霊滝の伝説」
  • 費用:無料(申込不要、直接ご来場ください)

お問い合わせは熊本市文化振興課小泉八雲熊本旧居保存会事務局(096-328-2039)まで。

市民講座「哲学者ベルクソンとスピリチュアルなものについて」

市民講座「哲学者ベルクソンとスピリチュアルなものについて」を開講しました。

以下は講座内容になります。

こちらの協会には縁の深いラフカディオ・ハーンは、19世紀末から20世紀初頭にかけて、「心霊現象」に惹かれていました。私の研究するフランスの哲学者アンリ・ベルクソンも、同じ時期にこの現象に対して、一定の関心を示しています。この発表では、ハーンとベルクソンという二人の西欧人が、どのような思惑で、このいわゆる怪しげな現象に惹かれていたかを追ってみました。
ハーンが心霊現象に惹かれたのは、特殊で地域的な文化や慣習に内側から共感するための手掛かりとしてであるようです。ところが、同じハーンが、明治後半の日本で近代的ナショナリズムを推進する言論に参加しました。この二つの立場は大きく異なるように見えます。しかしハーンの態度には、①特殊なものを西欧人が考える「一般性」「普遍性」から守る、②特殊なもののうちに、特殊なままで追求される、より広い意味での「普遍性」がある、という二つの原則が見て取れます。こういう原則を早くから打ち出した西欧人は、18世紀後半のドイツの歴史哲学者ヨーハン・ゴットフリート・ヘルダーでした。そしてヘルダーのこのような考え方は、17世紀末のドイツの哲学者ライプニッツの哲学に由来すると思われます。ライプニッツは、特殊なものであるそれぞれの個人が、それなりの仕方で普遍的な目的を追求するならば、理想の共同体が作られてゆくという、歴史の目的の理論を提示していました。
ハーンにはヘルダーやライプニッツのような、目的を想定する歴史の哲学の影がうかがえるとともに、もっとあからさまな形では、同時代のイギリスの哲学者ハーバート・スペンサーの強い影響が見られます。スペンサーは社会の発展を、生存競争による適者生存という枠組みで説明しようとしました。ハーンは、上の①と②とならび、③競争社会を生き抜くためには軍事的に強くなければならない、というスペンサーの考え方に同意しながら、明治のナショナリズムを推進したのでした。
ところで、スペンサーの生存競争・適者生存論は、自由に振る舞う個の間での競争を設定し、状況と個の生物学的変異の間に、確率論的な相関を確認します。スペンサーは予め社会の目的など想定しません。ところが実はライプニッツのいう普遍的な目的とは、複数の可能な世界の間の確率分布のことなのです。この確率分布にしたがって、もっとも実現しやすい世界が現実の世界となるというのです。いわば、この確率分布が、ゆるい形での宇宙の設計図です。ですから、スペンサーとライプニッツの、社会の発展についての説明は、そんなに異なるものではないのです。そしてライプニッツのような目的の理論は、日本の伝統的な政治・宗教思想(仏教、朱子学、国学)と相性がいいように思われます。
スペンサーのような適者生存論と、ライプニッツのような普遍的な目的の理論が、こっそりもたれあう関係にあると指摘した哲学者の一人がベルクソンでした。ベルクソンとしては、ライプニッツのような確率論的目的論は、不安な現実を少しでも確かなものにしようという私たちの願望を投影したものにすぎないと考えます。またベルクソンは、生存競争の事実を肯定しますが、スペンサーのような適者生存論については、努力に類する何かを生命進化や社会の根源に想定しなければ、進化も社会の発展は説明できないとして退けます。ベルクソンはそうやって、創造者としての神の努力と愛を信じる立場をとります。ハーンは、歴史的なキリスト教の悪逆非道を根拠に、宗教も生存競争のための武器にすぎないと言いますが、ベルクソンはそのようには考えません。
ベルクソンは、心霊現象についての事例の収集と分析を正面から行った、イギリス心霊研究協会に関与しています。この協会の発足は、まさにスペンサー流の適者生存論が、制限なしの自由競争による社会の道義なき階層化を招くのではないかと危惧した人々によるものです。ベルクソンはこの協会での講演で、確率分布からみれば心霊現象は不可能な現象になってしまうと指摘しながら、こうした現象は事実確認と、数理科学よりは歴史学や法学の手法によって扱われるべきだと主張します。ベルクソンは、生命進化や社会の発展についても、同様に事実の確認によって探究するほかないと主張したのでした。つまりベルクソンの場合、心霊現象は、創造者の努力と愛を確認する事実の、一翼を担うものという資格で注目されています。ただし、創造者はどんな確率分布も設計図としては用意しないとベルクソンは考えます。
ふりかえると、ハーンは文化・慣習の特殊性を示すものとして、心霊現象の注目しました。ベルクソンの考え方は、ハーンのような特殊の尊重感情が、確率論的な目的を経て、適者生存論と合体しないようにする効果を持つと言えます。

市民講座の様子

市民講座の様子

山田太一講演会「ハーンのことなど」 開催のお知らせ(終了)

山田太一講演会「ハーンのことなど」は終了しました。

熊本アイルランド協会と熊本八雲会の主催で、ハーン作品の朗読と山田太一氏の講演会を開催いたします。
脚本家等の顔をもつ山田太一氏は『日本の面影~ラフカディオ・ハーンの世界』の著作でも知られ、本作品は1984年にテレビドラマ化されています。参加申し込みは不要ですので、皆様お誘いあわせの上お越しください。

山田太一 講演会ハーンのことなど

山田太一 講演会ハーンのことなど


山田太一 講演会ハーンのことなど

山田太一 講演会ハーンのことなど

  • 日時:2016年6月26日(日)
      プログラム
      • 13:00・・・・・・・・・開場・受付
      • 13:30~13:50・・・ハーンにちなんだ作品の朗読(「石蕗の花」の会)
      • 14:00~15:30・・・山田太一 講演
      • 16:00・・・・・・・・・閉演
  • 場所
  • 講師
  • 入場無料
    • 資料代として500円ご協力ください。
  • お問い合わせ
    • 096-362-6651(西川)

市民講座「ケルトの心意気と美意識」のお知らせ(終了)

市民講座「ケルトの心意気と美意識」は終了しました。

「ケルトの心意気と美意識」と題し、西川盛雄氏による市民講座を開講いたします。受講申し込みは不要ですので、お気軽にお越しください。駐車場が少ないため、公共交通機関のご利用をおすすめいたします。

市民講座(ケルトの心意気と美意識)

市民講座(ケルトの心意気と美意識)

当協会ウェブサイト 一時閲覧不可のお知らせ(終了)

メンテナンスが終了しました。

当熊本アイルランド協会とセント・パトリックス・デイ・パレードのウェブサイトがメンテナンスにより一時閲覧不可になります。なお、当協会とのメールは通常通り送受信できます。ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承ください。