カテゴリー
1 お知らせ 1-3 事務局よりお知らせ

第2回市民講座「アイルランドの民話と妖精の世界 〜ハーンが愛した日本昔話とのつながり〜」のお知らせ

「アイルランドの民話と妖精の世界 〜ハーンが愛した日本昔話とのつながり〜」と題し、高木朝子氏による市民講座を開講いたします。受講申し込みは不要ですので、お気軽にお越しください。

 現在の熊本大学(旧・第五高等学校)で英語教師として赴任した小泉八雲ことラフカディオ・ハーンは、父がアイルランド出身で、幼少期はアイルランドの大叔母の家で家政婦の話す昔話に親しみながら育ったと言われています。ハーンが大好きだったという「浦島太郎」にそっくりなアイルランドのお話もあり、ハーンの心にはずっと故郷の面影があったのかもしれません。そんなアイルランドのお話には、日本の昔話と同じようにこの世のものではない異界のものたち(妖精)がたくさん出てきます。

 この講座では、アイルランドという国について、そしてハーンも妻のセツにも関係があるかもしれないこの国の民話と妖精について、一緒に巡っていきたいと思います。

  • 日時:2025年6月28日(土)14時00分~15時30分
  • 会場:お菓子の香梅ドゥ・アート・スペース帯山店(熊本市中央区帯山7-6-84) (最寄りのバス停:帯山四丁目)
  • 交通アクセス1 桜町バスターミナル15番のりば→帯山四丁目(2025年6月13日現在)
    • 熊本都市バス 系統G1-4,G1-5,G1-6 保田窪四ツ角、日赤病院、長嶺小学校、免許センター方面
    • 12:55発 13:16着
    • 13:11発 13:32着
  • 交通アクセス2 熊本駅前06番のりば→帯山四丁目(2024年6月10日現在)
    • 熊本都市バス 系統G1-6 大学病院、大江渡鹿、日赤病院、 長嶺小学校方面
    • 13:22発 13:44着
  • 講師:高木朝子氏(熊本高専基幹教育部門准教授)
  • 演題:アイルランドの民話と妖精の世界 〜ハーンが愛した日本昔話とのつながり〜
  • 申込:不要ですので、お気軽にお越しください
  • 受講料:当協会会員は無料、非会員は500円(現金のみ)
  • お問い合わせ:当協会事務局 096-366-5151
第2回市民講座「アイルランドの民話と妖精の世界 〜ハーンが愛した日本昔話とのつながり〜」
第2回市民講座「アイルランドの民話と妖精の世界 〜ハーンが愛した日本昔話とのつながり〜」

カテゴリー
1 お知らせ 1-3 事務局よりお知らせ

2025年(第27期)市民講座のお知らせ

 1891(明治24)年五高に英語教師として来熊し、当時の青年に多大な影響を与えたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)を通して、熊本とアイルランドは深い関係にあります。
当協会は関係各界の協力を得て1998(平成10)年以来「ハーンと熊本」、父の祖国である「アイルランドの社会と文化」などの市民講座をこれまで26期にわたり開催してきました。
 2025(令和7)年・第27期の市民講座は年間テーマを「アイルランドの心の故郷(ふるさと)』として、以下の通り開催します。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

年間テーマ「アイルランドの心の故郷(ふるさと)」

 1845年から1849年にかけて起ったジャガイモの大飢餓と疫病によってアイルランドの人々は疲弊し、やがて祖国を離れ、多くは新天地を求めてアメリカに渡った。その移民船の船底に若きラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の姿があった。彼が大西洋を越えて渡米したのは1869年であったが、当時アメリカは南北戦争が終わり、混沌のうちにも近代化を遂げて行こうとする矢先であった。

 それ以後ハーンはシンシナティで8年、ニューオーリンズで10年、西印度諸島(カリブ)のマルティニク島で2年の合計20年にわたってジャーナリストとして活躍した。その間生まれ故郷のギリシャと青い海、別れたままの瞼の母を想い、幼少年期に育ったアイルランドのトラモアやダブリンの美しい海辺の風景を片時も忘れることはなかった。

 アイルランドの人々のルーツは広大なヨーロッパ文化・文明の根源のひとつをなすケルト民族である。彼らは歴史的に戦よりも平和な文化・文明を好み、これを継承/伝承していく文化力に優れていた。ハーンはこの血を受け継ぎ、文筆活動においては詩的で美しい散文にのせて多くの記事や作品を残した。そこには民族の魂が込められた民話や説話、そして俚諺(諺)などへの深い関心があったのである。

 本年度(2025年)秋からはNHKによる連続テレビ小説のドラマ「ばけばけ」が始まる。これを背景にセツ夫人に焦点が当てられ、そこから見えるハーンの姿が松江や熊本を舞台に活き活きと描き出されてくることでしょう。

 この市民講座では熊本に3年間いたハーンの心に触れ、遠くアイルランドひいてはケルトの人々の心の故郷に思いを馳せてみたいと思います。皆様ぜひお越し下さい。

日時演題講師
5/24
(土)
アイルランドの心の故郷=ケルトの音楽=本間康夫氏
アイリッシュ・クリーム/シュクラ/キョールトリ
6/28
(土)
アイルランドの民話と妖精の世界 〜ハーンが愛した日本昔話とのつながり〜高木朝子氏
熊本高専准教授
8/23
(土)
アメリカからアイルランドへ(仮題)八幡雅彦氏
別府大学短期大学部名誉教授
9/27
(土)
ハーンの妻セツと『ばけばけ』西川盛雄氏
熊本大学名誉教授
10/25
(土)
ハーンの見た日本の幽霊たち池田志郎氏
英米文学研究者
12/6
(土)
ハーン作品の朗読とセツ夫人の心意気(仮題)斎藤幸子氏他
石蕗(つわぶき)の花代表
2025年(第27期)市民講座
  • 会場はお菓子の香梅ドゥ・アート・スペース帯山店です
  • 時間は14時00分~15時30分です
  • 受講料は当協会会員は無料、非会員は500円(現金のみ)です
  • 受講料に資料代は含まれていますが、飲食代(お菓子や飲み物)は含まれていません
  • 個人で受講される方は事前のお申し込みは不要です
  • 団体で受講される方は事前に当協会事務局までご連絡ください
  • 公共交通機関での来場にご協力ください
  • チラシ:2025年(第27期)市民講座(PDF)

カテゴリー
1 お知らせ 1-3 事務局よりお知らせ

第3回市民講座「アイルランド妖精の旅」のお知らせ(終了)

市民講座「アイルランド妖精の旅」は終了しました。聴講くださり誠にありがとうございます。

「アイルランド妖精の旅」と題し、高木朝子氏による市民講座を開講いたします。受講申し込みは不要ですので、お気軽にお越しください。

 アイルランド民話のなかでは、人々は旅に出て不思議なものたち(妖精たち)と出会ったり、あるいは無理やり連れ去られて旅のお供をさせられたりします。流浪の民であったケルトの人々の「旅」に対する精神が、人々の間で語り継がれた民話にも受け継がれているのかもしれません。

 この講座では、アイルランドの人々の旅の歴史に少しだけ触れながら、アイルランド民話のなかの妖精たちとの旅について一緒に読み、考えていこうと思います。

  • 日時:2024年7月6日(土)14時00分~15時30分
  • 会場:お菓子の香梅ドゥ・アート・スペース帯山店(熊本市中央区帯山7-6-84) (最寄りのバス停:帯山四丁目)
  • 交通アクセス1 桜町バスターミナル15番のりば→帯山四丁目(2024年6月10日現在)
    • 熊本都市バス 系統G1-4,G1-5,G1-6 保田窪四ツ角、日赤病院、長嶺小学校、免許センター方面
    • 12:45発 13:07着
    • 13:10発 13:32着
  • 交通アクセス2 熊本駅前06番のりば→帯山四丁目(2024年6月10日現在)
    • 熊本都市バス 系統G1-6 大学病院、大江渡鹿、日赤病院、 長嶺小学校方面
    • 13:02発 13:25着
  • 講師:高木朝子氏(熊本高専熊本キャンパス准教授)
  • 演題:アイルランド妖精の旅
  • 申込:不要ですので、お気軽にお越しください
  • 受講料:無料(飲み物とお菓子の提供はございません)
  • お問い合わせ:当協会事務局 096-366-5151
  • チラシ
市民講座「アイルランド妖精の旅」
市民講座「アイルランド妖精の旅」

カテゴリー
1 お知らせ 1-3 事務局よりお知らせ

2024年(第26期)市民講座のお知らせ

 1891(明治24)年五高に英語教師として来熊し、当時の青年に多大な影響を与えたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)を通して、熊本とアイルランドは深い関係にあります。
当協会は関係各界の協力を得て1998(平成10)年以来「ハーンと熊本」、父の祖国である「アイルランドの社会と文化」などの市民講座をこれまで24期にわたり開催してきました。
 2024(令和6)年・第26期の市民講座は年間テーマを「旅する心優しきアイルランドの人々』として、以下の通り開催します。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

年間テーマ「旅する心優しきアイルランドの人々」

 ラフカディオ・ハーンの父方のルーツはケルト(アイルランド)の民人であった。この民族のルーツはヨーロッパの臍(へそ)とも言うべき現在のオーストリア、ザルツブルク近郊の山中にあった。そして彼らは此処から西に向かって壮大な旅(移動)に出ていくのである。
 ケルトの民は旅する民であった。ボへミアンとも言われ、貧しくも力強い「流浪の民」であった。途上で出会ったラテン(ローマ)の軍勢に百戦百敗してイベリア半島に逃れ、遂に海を越えて北上し、ブリトン島(現在のイギリス)の周縁部にたどり着いた。現在のスコットランド、ウェールズ、アイルランドである。

 旅する民は組織的な戦や国家形成・維持などは苦手であった。しかし芸術を生み出し、これを伝承していく文化力はすぐれていた。この心は詩や歌に託され、絵や踊りを演劇に結実して今日に伝えられている。
 ハーンはその血を受け継いでいたと思われる。美しい散文は誌的で、民族の魂が込められた民話や説話や諺などへの愛着は大きかった。私たちの知る『怪談』や『骨董』はこの心から生み出されたものであった。
 この市民講座では、熊本に約三年間いたハーンの心に繋がってアイルランドの心を皆様とともに楽しみたいと思います。皆様ぜひお越しください。

団体で受講される方は事前に当協会事務局までご連絡ください。

日時演題講師
5/25(土)
13:00~
アイリッシュ音楽の旅本間康夫氏
アイリッシュ・クリーム
キョールトリ
6/29(土)
14:00~
流浪の民=ケルト民族=西川盛雄氏
熊本大学名誉教授
7/6(土)
14:00~
アイルランド妖精の旅高木朝子氏
熊本高専准教授
8/3(土)
14:00~
アイルランド系アメリカ人小説・映画のうちに見る”Irish Spirit”八幡雅彦氏
別府大学短期大学部名誉教授
10/26(土)
14:00~
アイルランドの新しい作家サリー・ルーニーについて池田志郎氏
英米文学研究者
12/7(土)
14:00~
ハーン没後120年に寄せて「思い出の記」斎藤幸子氏他
石蕗(つわぶき)の花代表
2024年(第26期) 市民講座一覧表

協力団体:熊本八雲会・小泉八雲熊本旧居保存会(順不同)

カテゴリー
1 お知らせ 1-3 事務局よりお知らせ

第2回市民講座「民話と妖精とケルトから見たアイルランド」のお知らせ(終了)

市民講座「民話と妖精とケルトから見たアイルランド」は終了しました。聴講してくださり誠にありがとうございます。

「民話と妖精とケルトから見たアイルランド」と題し、高木朝子氏による市民講座を開講いたします。受講申し込みは不要ですので、お気軽にお越しください。

なお、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、予防ガイドラインに沿った対策を講じております。ご来場前に以下の項目をご確認、ご承諾くださいますようお願い申し上げます。

  • 発熱や味覚・嗅覚に異常がある等、体調がすぐれない方の受講をお断りします
  • 入場時の手指消毒(アルコール)にご協力ください
  • マスク着用は個人の判断が基本となりますが、コロナ療養期間終了後から7日間が経過していない方はマスク着用をお願いします
  • 講師はマスクを着用しない場合があります

受講希望者が多数の場合や上記対策に協力できかねる場合は、入場をお断りする場合がございます。また、新型コロナウイルス感染症の流行状況により、当講座を延期または中止する場合がございます。最新の情報は当ページを再確認されるか、当協会事務局(096-366-5151)までお問い合わせください。

  • 日時:2023年6月24日(土)14時00分~15時30分
  • 会場:お菓子の香梅帯山店ドゥ・アート・スペース(熊本市中央区帯山7-6-84) (最寄りのバス停:帯山四丁目)
  • 交通アクセス1 桜町バスターミナル15番のりば→帯山四丁目(2023年6月1日現在)
    • 熊本都市バス 系統G1-4,G1-5,G1-6 保田窪四ツ角、日赤病院、長嶺小学校、免許センター方面
    • 12:45発 13:07着
    • 13:10発 13:32着
  • 交通アクセス2 熊本駅前06番のりば→帯山四丁目(2023年6月1日現在)
    • 熊本都市バス 系統G1-6 大学病院、大江渡鹿、日赤病院、 長嶺小学校方面
    • 13:02発 13:25着
  • 講師:高木朝子氏(熊本高専熊本キャンパス准教授)
  • 演題:民話と妖精とケルトから見たアイルランド
  • 申込:不要ですので、お気軽にお越しください
  • 受講料:無料(飲み物とお菓子の提供はございません)
  • お問い合わせ:当協会事務局 096-366-5151
  • チラシ

アイルランドのお話には、妖精や、この世のものではない、不思議な力を持った存在が登場しますが、それは人々が昔から信じてきたことや、それを大事に語り継いできたことが関係しています。

古来、アイルランドでは文字による記録がなく、やっとお話が書き留められるようになったのは、キリスト教とともにアルファベットが伝わった後でした。修道士たちが最初はラテン語で、のちに自分たちの言葉に文字をあてはめて書き始めました。

では、文字が残される前のアイルランドのことは全く分からないかというと、そうではありません。語り継いだ末に何世紀も前のことをさかのぼって記録していますし、外国からの記録もあるからです。

改めてアイルランドとはどんな国で、人々はどんな思いを語りの中に残してきたのでしょうか。民話、妖精、ケルトをキーワードに一緒に紐解いて行きたいと思います。

市民講座「民話と妖精とケルトから見たアイルランド」
市民講座「民話と妖精とケルトから見たアイルランド」