創作舞台「青柳」東京公演は終了しました。
熊本で満員の観客を迎えて公演した創作舞台「青柳」を、ハーン終焉の地「新宿」で公演いたします。
創作舞台「青柳」は、比較文学の第一人者平川祐弘東大名誉教授が小泉八雲の「怪談」から「青柳の話」「十六桜」「乳母桜」を素材に書いたオリジナルの台本「夢幻能青柳」をもとに、熊本の「能」「日舞」「演劇」で構成した創作舞台です。
同時に、平川祐弘東大名誉教授による講演、熊本と富山の研究者による研究発表と討論も開催いたします。
演出/大江捷也、演出補/堀田清、出演/観世流能楽師菊本澄代、日本舞踏家高濱流光華々、熊本演劇人協議会の皆さんによる創作舞台「青柳」の東京公演、皆様のご来場を心よりお待ちしております。
共通情報
研究発表と討論 10:00~
- 題目 「熊本・富山発 新発見による小泉八雲新考」
- 出演 マリ・クリスティーヌ、千田篤、西川盛雄、西槇偉、井上智重
昼の部 13:00~ 入場券6000円 全席自由席
- 講演 「八雲と漱石 そのライバル関係」 平川祐弘
- 公演 創作舞台「青柳」
夜の部 18:00~ 入場券6000円 全席自由席
- 講演 「八雲と漱石 二人の『怪談』の関係」 平川祐弘
- 公演 創作舞台「青柳」
創作舞台「青柳」あらすじ
熊本の五高教師として赴任してきた小泉八雲ことヘルンは、学生らを伴い、若葉の美しい季節、水前寺成趣園にやってくる。そこで学生岩木三四郎に出会う。茶屋の娘が桜の木の下で妖しく舞う姿に三四郎は魂を奪われる。実は三四郎は友忠という若侍の化身。
二場は能の舞台。細川公の縁者の大名に仕える身で、主君の命で細川公のもとに急ぐ途中、吹雪に遭い、一軒家にたどり着く。そこには老夫婦と年若き娘、青柳がいて、友忠と青柳は惹かれあう。青柳を伴い、細川公の許しも得て、二人が仕合せな日々を過ごすが、ある日、青柳が「いま、私は死にます」と叫び、死に絶える。
三場は、花岡山の麓。三四郎が出征することになり、八雲も駅で見送るため、同行する。途中、三本の切り株がある。二本の柳の老樹と一本の若い柳の切り株であった。友忠の妻となった青柳は実は木の霊であった。三四郎は念仏を唱え、八雲も合掌する。
「怪談」の中から「青柳の話」「十六桜」「乳母桜」に「大和物語」の葉守の神の歌、ミュッセの墓碑銘の詩なども題材にしている。
チケットの申し込み・お問い合わせは創作劇「青柳」東京実行委員会(お菓子の香梅内)まで。
- TEL:096-366-5151
- FAX:096-372-1857
- メール:こちら(←クリックしてください)
創作劇「青柳」東京公演実行委員会