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永田満徳氏の句集『肥後の城』が第15回文學の森大賞を受賞しました

当協会理事の永田満徳(ながたみつのり)氏の句集『肥後の城』が第15回文學の森大賞を受賞しました。おめでとうございます。

永田満徳氏(熊本市在住・68)の第二句集『肥後の城』が、(株)文學の森が主催する第15回「文學の森賞」の大賞を受賞しました。『肥後の城』には、熊本地震と郷里・人吉の水害という二つの大災害を悼んだ句、夏目漱石の「俳句はレトリックの煎じ詰めたもの」に倣い、多様な表現を試みた句など344句が収められています。永田理事は「大賞を励みにして俳句の可能性にチャレンジしていきたい」と喜びを語っています。

同賞は、2021年4月1日から22年3月末までに同社から刊行された約100冊を対象に、優秀な句集を懸賞した「文學の森賞」が設けられています。一次選考は月刊俳句総合誌「俳句界」書評コーナーの担当者が務め、最終選考は「沖」主宰の能村研三さん、「未央」主宰の古賀しぐれさんが務めました。永田さんの句集に関して、能村研三さんは「郷土熊本を真に愛する心持が出ている」、古賀しぐれさんは「故郷熊本への愛を自然体に読みこまれているところに好感を抱いた」など高評価を得ました。

「文學の森 各賞贈賞式」は2023年5月16日(火)、新宿の「京王プラザホテル」で行われました。

永田理事は2015年1月1日に、ネット上での俳句の可能性を追求する「俳句大学」を設立し、国内外で現代俳句の復興に努力を続けていらっしゃいます。

月刊「俳句界」(2022年5月号)に、「第15回文學の森賞発表」と題して、「選評」や永田理事の「受賞句集から自選5句」「受賞の言葉」「略歴」「顔写真」が掲載されましたのでご覧いただければ幸いです。

また、読売新聞オンラインでも本件が取り上げられています。