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1 お知らせ 1-1 イベントのお知らせ

ハーン作品トークの会「徳富蘇峰はハーンをどうみていたか」のお知らせ

熊本八雲会の主催で、「徳富蘇峰はハーンをどうみていたか」と題し、ハーン作品トークの会が開催されます。

明治から昭和にかけての日本のジャーナリズム界の巨人徳富猪一郎(蘇峰)は、熊本洋学校や同志社大学に学び、やがて「国民の友」「国民新聞」の発刊・編集者として時代に重きをなした。生まれは母(徳富一敬夫人・久子)の実家上益城郡益城町杉堂でやがて水俣で育ち、肥後維新の後、1870(明治3)年に熊本市の大江の地(現在の徳富記念館)に来た。その彼が後に珍しくも著書「典籍清話」(1932(昭和7)年刊)の中でラフカディオ・ハーンについて述べている。また1935(昭和10)年9月には富山の「ヘルン文庫」を訪ねている。今回は、その蘇峰がハーンをどう見ていたかについて興味深いお話をして戴きます。

  • 日時:2015年3月29日(日) 14時00分~16時00分
  • 場所:小泉八雲熊本旧居(096-354-7842, 熊本市中央区安政町2-6)
  • 演題:「徳富蘇峰はハーンをどうみていたか」
  • 講師:西川盛雄氏(熊本大学名誉教授)
  • 費用:入館料 高校生以上 200円、小・中学生 100円(★注)

参加申し込みは不要です。直接会場へお越しください。お問い合わせは熊本市文化振興課096-328-2039まで。

(★注)熊本市内の小・中学生、65歳以上の方、障がいのある方は、名札、年齢の分かるもの、障害者手帳の提示で入館料が無料となります

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1 お知らせ 1-1 イベントのお知らせ

ハーン作品トークの会「ハーン作品を英語で読むII 願望成就 “A Wish Fulfilled”」のお知らせ

熊本八雲会の主催で、「ハーン作品を英語で読むII 願望成就 “A Wish Fulfilled”」と題し、ハーン作品トークの会が開催されます。

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が、熊本を舞台に執筆した作品に「願望成就 “A Wish Fulfilled” (「東の国から」所収)」があります。日清戦争が始まり、軍人であふれている熊本の街。本妙寺では、加藤清正の霊に加護を祈る法会がいとなまれました。ある日、軍服を着た昔の教え子が出征のためハーン宅に別れの挨拶に訪れました。二人で「死」について論じあいながら、日本人の心を探し求めた作品です。今回は本田&Patrick Bencke(九州ルーテル学院大学)両講師の先生に英語朗読と解説をしていただき、西洋と日本の心の新たな内面を見出し、楽しい時間につなげていただければ幸いです。

  • 日時:2015年2月22日(日) 14時00分~16時00分
  • 場所:小泉八雲熊本旧居(096-354-7842, 熊本市中央区安政町2-6)
  • 演題:「ハーン作品を英語で読むII 願望成就 “A Wish Fulfilled”」
  • 講師:本田憲之助氏(日本英学史学会事務局長)・Patrick Bencke氏(九州ルーテル学院大学准教授)
  • 費用:入館料 高校生以上 200円、小・中学生 100円(★注)

参加申し込みは不要です。直接会場へお越しください。お問い合わせは熊本市文化振興課096-328-2039まで。

(★注)熊本市内の小・中学生、65歳以上の方、障がいのある方は、名札、年齢の分かるもの、障害者手帳の提示で入館料が無料となります

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1 お知らせ 1-3 事務局よりお知らせ

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と丸山学・木下順二の顕彰のお知らせ

熊本学園大学熊本アイルランド協会・熊本八雲会の主催で、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と熊本のハーン研究の先達丸山学・木下順二の顕彰と題し、講演と箏曲演奏、シンポジウムを開催いたします。

  • 日時:2014年11月22日(土)13:30~16:45
  • 場所:熊本学園大学(高橋守雄記念ホール)
  • 内容:
    1. 開会の挨拶 13:30
    2. 講演 13:35~14:35
      嵐圭史(前進座) 『子午線の祀り』創造現場からの報告
      木下順二作 特別朗読=平家物語による群読・知盛=
    3. 箏曲演奏 14:40~15:10
      宮城流大師範二宮晶代社中
      ♪♪♪日本の調べ♪♪♪
    4. シンポジウム 15:20~16:40
      『ハーン・丸山学・木下順二を結ぶもの』
      パネリスト:
      • 中村青史(小泉八雲熊本旧居保存会会長)
        『丸山学とハーン;「停車場にて」について』
      • 米岡ジュリ(熊本学園大学教授)
        『明治初期の熊本と「風浪」』
      • 西川盛雄(熊本大学客員教授、熊本八雲会会長)
        『木下順二が丸山学に送った書簡のこと』

      司会:アラン・ローゼン(放送大学客員教授)

  • 入場料:無料
  • お問い合わせ:熊本八雲会 096-343-8806
  • 主催:熊本学園大学 熊本アイルランド協会 熊本八雲会
  • 共催:熊本市
  • 協賛:熊本銀行
  • 後援:在日アイルランド大使館 在日ギリシャ大使館 熊本県文化協会
    熊本県教育委員会 熊本市教育委員会 熊本スピリット発信協議会 熊本近代文学館
    五高記念館友の会 小泉八雲熊本旧居保存会 熊本大学小泉八雲研究会
    NPO法人くまもと文化振興会 熊本日日新聞社 熊本放送 NHK熊本放送局
    テレビ熊本 くまもと県民テレビ 熊本朝日放送
  • チラシ:こちら
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と丸山学・木下順二の顕彰
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と丸山学・木下順二の顕彰

本年度、2014(平成26)年はラフカディオ・ハーン(小泉八雲)(1850~1904)没後110年、丸山学(1904~1970)生誕110年、木下順二(1914~2007)生誕100年という三者それぞれの節目の年です。そして丸山と木下はハーン研究・顕彰では熊本の先達であり、さらに丸山は中学時代の木下にはじめて英語の手ほどきをした恩師ともいうべき人物でした。

丸山の著書には『小泉八雲新考』(北星堂;1936年刊)があります。後に復刊された同書の講談社学術文庫版では木下が「小泉八雲と丸山学先生」と題して9ページにわたる解説文を新たに寄稿しています。木下は第五高等学校二年生の時、五高同窓会会報に「小泉八雲先生と五高」を発表しています。

丸山学はまず英語の教師であり、英文学者でした。1934(昭和9)年には『文学研究法』を発刊し、文学作品における言語使用の重要さ、つまり何を、如何に表現するかの重要さを論じています。教育者としては、熊本商科大学(現熊本学園大学)の附属高校長、そして学長としての足跡を残しています。

作品研究ではポーランド生まれのユニークなイギリス作家コンラッド(1857~1924)の海洋文学を中心とした19世紀イギリス文学を研究し、ディッケンズとサッカレーの比較を行っています。しかし他方で丸山自身が戦時中に行った民俗学的な調査体験を契機に民俗学に深入りするようになり、柳田国男を範として九州(熊本)を舞台に多くのフィールド・ワークを行いました。

木下順二は劇作家、評論家として活躍し、「ことば」への関心は並々ならぬものがありました。シェークスピア劇を全8巻(講談社)にまとめて発刊しています。また劇作家として民話風の『夕鶴』、明治維新後の熊本洋学校を舞台にした『風浪』、源平の合戦を歴史的背景として群読を駆使した『子午線の祀り』などはよく知られています。

実はハーン自身はその著作においてすでに民俗学的な著述を行っており、その成果は日本の民俗学の碩学である柳田国男、折口信夫らに影響を与えました。丸山がハーンに引かれた理由もハーンの遺した作品群に民俗学的なものを深く感じ取っていたからでした。

本年はハーン・丸山学・木下順二それぞれの節目の年です。熊本にあってこの三人の先達を顕彰し、彼らに思いを馳せてみることは有意義なことであるに違いありません。

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1 お知らせ 1-1 イベントのお知らせ

ハーン作品トークの会「ハーンの文体」のお知らせ

熊本八雲会の主催で、「ハーンの文体」と題し、ハーン作品トークの会が開催されます。

  • 日時:2014年8月31日(日) 14時00分~16時00分
  • 場所:小泉八雲熊本旧居(096-354-7842, 熊本市中央区安政町2-6)
  • 演題:「ハーンの文体」
  • 講師:福澤清氏(熊本大学教授)
  • 費用:入館料 高校生以上 200円、小・中学生 100円(★注)

参加申し込みは不要です。直接会場へお越しください。詳細はくまもと市政だより(2014年8月号p.19)をご覧ください。お問い合わせは熊本市文化振興課096-328-2039まで。

(★注)熊本市内の小・中学生、65歳以上の方、障がいのある方は、名札、年齢の分かるもの、障害者手帳の提示で入館料が無料となります

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4 イベント 4-6 清和文楽ギリシャ公演

くまにちコムで清和文楽ギリシャ公演をご紹介いただきました

熊本日日新聞の公式サイト「くまにちコム」で、清和文楽ギリシャ公演をご紹介いただきました。
清和文楽、ギリシャへ ハーン生誕地で公演
熊本日日新聞2014年6月3日朝刊1面にも掲載されています。